
大切なのは、供養の気持ち、そしてそれを自由にカタチに表現すること
どのような伝統的なカタチも、心を表現するために、その時代にあったカタチとして作られてきたものです。
今、住宅事情や家族に関する意識、宗教に関する意識が大きく変化しています。
最近では、葬儀でも伝統的な白木祭壇よりもフラワー祭壇を、宮型の霊柩車よりも洋式の霊柩車を好む方が増えています。それに、葬儀自体を無宗教の形式のお別れ会にする方も増えています。
また、霊園も西洋風の公園のようなガーデニング霊園が多くなり、墓石も伝統的な和型ではなく洋型のものや、自由な形のものを好む方が増えています。
仏壇のデザインや祀り方も変るべきではないでしょうか?
大切なのは、供養の気持ち、そしてそれをカタチに表現することです。
マンションや洋風のインテリアの部屋が増えています。仏間がないことも多いでしょう。
ですが、だからといってインテリアに似合わないから仏壇を置かないとか、人目を避けるようにしか置かないというのでは、供養したいという気持ちを裏切ることになってしまいます。
仏壇のデザインも住環境に合わせて変るべきなのです。
仏壇はリビングに置いてはいかがでしょうか?
和室よりも洋室でイスに座ってお祀りする方が足に負担がありません。
それに、家族が一緒に過ごす時間が長いリビングでお祀りするのが、先祖や亡くなった親族との一番のコミュニケーションです。
特定の宗教や宗派だからということではなく、ただ、先祖や亡くなった親族に手を合わせたいという方が多いようです。
その心に正直であるならば、写真だけで祀るのも、俗名を彫った位牌だけで祀るのも、骨壷を置いて祀るのも、正しい方法です。
もちろん、伝統的な仏教に宗教心のある方なら、ご本尊やお位牌を宗派に則って用意されるのもいいでしょう。しかし、仏壇は入れ物ですから、形式を問題にする必要はありません。
お寺さんもご本尊を祀ってくださいということは仰っても、仏壇のデザインのことはあまり言われません。
要は自分の気持ち次第、そう、自分の心という原点に戻ってみると答えはすぐに見つかるはずです。




